Growth stalls for Scotch whisky exports(BBC)
http://www.bbc.co.uk/news/uk-scotland-scotland-business-21996285
輸出が鈍化傾向にある理由として、高単価商品の販売が伸びたことで輸出数量が落ちているとSWAは説明する。例えば、最大の輸出先である米国は、数量ベースで2%減となっているが金額ベースでは16%増と二桁成長している。しかし、昨年初頭にウイスキー税を15%に引き上げた仏国は数量ベース=25%減、金額ベース=19%減となり、経済危機の続くスペインも数量ベース=20%減、金額ベース=25%減と、不況下にある先進国が足を引っ張った形だ。
一方で、新興国向け輸出は依然として成長傾向にある。ロシア向け輸出の中継国であるラトビア、エストニアはそれぞれ48%増、28%増(共に金額ベース)という伸びを示しており、東アジア向け輸出の窓口となるシンガポールは数量ベース=2%増、金額ベース=7%増となった。中南米はブラジルが16%減だったが、ベネズエラが12%増、メキシコが11%増(いずれも数量ベース)だった。
今後、成長が期待されるアフリカ地域においては輸出額が2億3900万ポンド(約340億円、前年比7%増)となった。一定の経済成長を遂げている南アフリカは鈍化傾向にありながらも、ナイジェリア、アンゴラ、エジプト、モロッコ向けの輸出が伸びているという。
ギャビン・ヒューイット会長は「スコッチ・ウイスキーは英国の飲食料品輸出をリードしている。(我々の)産業の未来に対する信用を背景に、今後3〜4年をかけ20億ポンド(約2840億円)の投資を行なっていく」とコメントした。
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一方で、新興国向け輸出は依然として成長傾向にある。ロシア向け輸出の中継国であるラトビア、エストニアはそれぞれ48%増、28%増(共に金額ベース)という伸びを示しており、東アジア向け輸出の窓口となるシンガポールは数量ベース=2%増、金額ベース=7%増となった。中南米はブラジルが16%減だったが、ベネズエラが12%増、メキシコが11%増(いずれも数量ベース)だった。
今後、成長が期待されるアフリカ地域においては輸出額が2億3900万ポンド(約340億円、前年比7%増)となった。一定の経済成長を遂げている南アフリカは鈍化傾向にありながらも、ナイジェリア、アンゴラ、エジプト、モロッコ向けの輸出が伸びているという。
ギャビン・ヒューイット会長は「スコッチ・ウイスキーは英国の飲食料品輸出をリードしている。(我々の)産業の未来に対する信用を背景に、今後3〜4年をかけ20億ポンド(約2840億円)の投資を行なっていく」とコメントした。
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