2014年5月20日火曜日

オーストラリアでジン消費者人口が拡大――同国マーケティング企業が発表、若年層の増加が顕著(スピリッツビジネス)

 オーストラリアのマーケティング企業ロイモーガンは、同国で日常的にジンを飲む消費者人口が急上昇しているとの調査結果を発表した。2009年の調査では63万6000人だったが、13年は94万7000人にまで拡大したという。同国の総人口は約2300万人。

 若年層の愛飲家が増えたことが特に目立っており、18〜24歳の消費者人口は09年調査で9万1000人だったが、13年調査では17万5000人とほぼ倍増している。さらに、その上の年代である25歳〜34歳の消費者人口も12万6000人(09年)から20万5000人(13年)に増加。なお、最新調査でジンを日常的に飲む人は男性=46万4000人に対して女性=48万3000人と女性の方が多い結果となっているが、これはサンプル数の男女比が4:6であるためで、ロイモーガンは実際の愛飲家は男女ほぼ同数であると見ているという。

 ロイモーガンのアンジェラ・スミス消費者向け製品グループアカウントディレクターは「最近シドニーにできた『ジン・ガーデン』やメルボルンで永年営業している『ジン・パレス』(ジンをメインとした飲食店)が今回の結果に寄与していることは疑いない。また、ジンの小規模蒸留所がオーストラリアにできていることが消費者の関心を集めている」と分析している。

GIN CONSUMPTION SOARS IN AUSTRALIA(スピリッツビジネス)


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