ウオトカ(ウォッカ)・ブランド「ソビエスキー」(ポーランド、写真)の米国での広告が、ツイッター上で話題となっている。ビルボード(ビルの屋上などに据え付けられる看板)やバス停、電車内などに“Why Edward Snowden wishes he'd sought asylum in Poland.”(エドワード・スノーデンがポーランドに亡命を求めた理由)との文字が書かれた広告を展開。これを面白がった米国内に住む多数のユーザーが、ツイッターに画像をアップロードしている。
エドワード・スノーデンは米国家安全保障局(NSA)元職員で、昨年、米国が同盟国を含む他国に対して盗聴を行っていたことなどをメディアに告発。香港、ロシア・モスクワのシェレメーチエヴォ国際空港ターミナルに滞在した後、ロシア国内への期限付き滞在が認められた。
スノーデン元職員は米国からの追及を逃れるため、シェレメーチエヴォ空港滞在時、ロシア以外の多数の国にも亡命申請しており、ポーランドもそのひとつだ。広告では、前述の文字の隣にソビエスキーのボトル、あるいは、ラベルがプリントされており、スノーデン元職員はソビエスキーを飲みたいがためにポーランドへの亡命申請をした、という演出をしている。
広告主は、ソビエスキーの米国代理店であるインペリアルブランズ。元記事には、ハリウッド、マイアミ、ダラスなど米国各地で撮影された写真が掲載されており、展開には数百万ドル(数億円)の資金が投じられたとされる。
もちろん、スノーデン元職員は亡命先をウオトカが飲めるか否かで決めていたわけではないであろうが、広告を発信する場が事件の発端となった米国であるだけに、大きな反響があったのかもしれない。
A Company Is Using Edward Snowden To Sell Vodka(ビジネスインサイダー)
http://www.businessinsider.com/sobieski-vodka-is-using-edward-snowden-2014-6#ixzz35BKhaphV
<関連記事>
ソビエスキー(英文/年齢確認あり)
ウオトカ「ソビエスキー」のメーカー、経営不振で株主総会開催へ――ブルース・ウィリス氏は再建策同意の意向(フランス24)
0 件のコメント:
コメントを投稿