酒造最大手のディアジオ(英)は9日、インドの酒造企業、ユナイテッドスピリッツ(ユナイテッド社)を買収すると発表した。
ユナイテッド社は、スコッチブレンデッド・ウイスキー「ホワイト&マッカイ」などのブランドを保有しており、インド国内で41%のシェアを持つ。
しかし、関連企業であるキングフィッシャー航空の財務不安などが表面化し、ディアジオへの売却交渉が進められていることが伝えられていた。
ディアジオはまず、6億6千万ポンド(約830億円)でユナイテッド社が保有する株27.4%を取得、その後、公開買付で53.4%の株式取得を目指す方針だ。
一方、ユナイテッド社のヴィジェイ・マリヤ会長は留任し、南アフリカでディアジオとトウモロコシビールの合弁企業を立ち上げるという。
インドの酒類産業は今後5年間で毎年15%の成長を続けるとの予測があり、ディアジオのポール・ウォルシュCEOは「世界で最も急速な成長をしている市場において、戦略を組み立てることで影響力を築ける。特筆すべきマイルストーンだ」とコメントした。
Whisky giant Diageo buys controlling stake in Whyte & Mackay owner United Spirits(スコッツマン)
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