JPモルガンのマシュー・ウェブ・アナリストは、以下のようにコメントする。
「米国のスピリッツ市場は(構造やカテゴリーなど)細々としているが、ディアジオがビームの経営権を取得することにより、整理され、強固なものになる。ビームは有力なバーボン・ブランドと(ポテンシャルを持つ)テキーラ・ブランドをポートフォリオに収めており、ディアジオはこれらを手にすることで、同市場においてより強いポジションに立つことになる。ディアジオの強い格付けを考えれば、今回の取引は魅力的なものだ」
JP Morgan gives thumbs up to Diageo's potential $10bn bid for Beam(テレグラフ)
一方、ディアジオとともにビーム買収に乗り出すとされるサントリーは年明けに、ブラジル市場に参入する。1970年以降も同国に進出していたが、経済的に未成熟な時期であったため、2004年に撤退している。
今回の参入では、2015年までに売上高を10億円にすることが目標。日本からシングルモルト「白州」「山崎」のほか焼酎類を、メキシコで生産されるリキュール「ミドリ」、プラムワインを輸入する。
ブラジルは2014年にFIFAワールドカップ、2016年にリオデジャネイロ夏季五輪を控えており、さらなる経済成長が期待されている。
0 件のコメント:
コメントを投稿