2012年6月16日土曜日

米国で「チョコレートケーキ」、「ホイップ」味のウオトカがリリース(WSJオリジナル記事)

米国でスピリッツの製造・輸入販売を手掛けるフィリップス・ディスティリング・カンパニーは、自社のフレーバード・ウオトカ(ウォッカ)・ブランド「UVウオトカ」のポートフォリオに、「チョコレートケーキ」と「ホイップト」を新たに加えた。
「チョコレートケーキ」はドイツのチョコレートケーキを、「ホイップト」はクリームシャンティとバニラの風味づけがなされている。
また「ホイップト」は、今年開催されたWSWA(米国ワイン&スピリッツ卸売業者組合)の展示会で、フレーバード・ウオトカとしては唯一のゴールドメダルを獲得した。

UVウオトカはエスプレッソ、ココナッツ、アップル、シトラスなど、今回リリースされたものを含めて16種類のラインナップを提供する。
どのフレーバーも750ミリリットルボトルで、価格は12.99USドル(約1,000円)。

プレスリリース


<関連記事>
おつまみいらず?の「スモークサーモンウオトカ」(AMOG他)

2012年6月14日木曜日

ディアジオがフレーバード・ウイスキー・ブランドを買収(コンシューマーグッズテクノロジー)

酒類コングロマリットのディアジオ(英)は、フレーバード・ウイスキー・ブランドの「キャビンフィーバー」(米、写真)を買収した。

Diageo Acquires Cabin Fever Maple Flavored Whisky(コンシューマーグッズテクノロジー)
http://consumergoods.edgl.com/news/Diageo-Acquires-Cabin-Fever-Maple-Flavored-Whisky80641

キャビンフィーバーはこれまでロビラード家によって所有されており、メープル・フレーバード・ウイスキーを生産している。
筆者を含め日本人にとって馴染みのないブランドだが、主に米国北東部で人気が高く、また米国内全体でフレーバード・ウイスキーの需要が高まっていることから、買収に踏み切ったようだ。

ディアジオのスティーブ・ラスト氏は、「ロビラード家によってつくられた、このユニークなウイスキーが成長を続けることを、楽しみにしている。当社はこのブランド、そしてロビラード家と継続的に関係を築いていく」とコメントした。


<関連記事>
ディアジオがカシャーサ・ブランドを買収(ビバレッジデイリー・ドットコム)
ディジアジオのクエルボ買収交渉が佳境に——「近日中に合意の見込み」と関係筋(ロイター)

2012年6月13日水曜日

レミーコアントローが決算発表——好業績から特別配当も(ロイター)

仏酒類メーカーのレミーコアントローは、2012年3月期決算の営業利益が2億ユーロ(約200億円)を超えたことを発表した。
前年比20.2%増の成績であり、市場アナリストらによる15〜18%増という事前予想を上回った。
同社は、1株あたり1.3ユーロという通常配当のほか、同1ユーロの特別配当も実施する。

UPDATE 2-Remy lifts spirits with special dividend(ロイター)

ヨーロッパの金融不安が続く中、同社の売上に貢献したのは、やはりアジア地域だ。
地域別売上比率では西ヨーロッパが20%に留まったのに対し、アジア・太平洋では38%を占める。
また、今年4〜5月の業績もアジア地域では伸びを示しているという。

ジャン・マリー・ラボルドCEOは、「アジア・アメリカ地域に景気減退の兆候は見られず、この地域でビジネスが成り立つ見込みを信じている。一方、ヨーロッパでの金融危機の不確かな状況は、警戒しなければならない」とコメントした。

同社はコニャック「レミーマルタン」やリキュール「コアントロー」を生産するメーカー。
今期決算ではコニャック部門が伸びを見せ、営業利益ベースで前年比21.6%の成長を記録した。
アジア地域・米国のほか、ロシアでのトラベルリテールも好調だという。
一方、既に売却しているシャンパン部門は、1億8860万ユーロ(約188億円)の赤字だった。


<関連記事>
オランダのコニャック収集家、5,000本のコレクションを売却へ(BBC他)

2012年6月10日日曜日

中国の知的財産権問題はウイスキーにも——シーバスが商標権訴訟で敗訴(スコッツマン)

中国企業・個人による知的財産権の侵害が世界的に問題となっているが、酒類産業も例外ではないようだ。
酒造大手シーバスブラザーズ(シーバス、英)は、自社のブレンデッド・ウイスキー「シーバスリーガル」(写真)のロゴを衣料品に使用していた中国人の男性に対し、使用差し止めを求める裁判を行なっていた。
しかし北京中級人民法院は3月、シーバスを訴えを退ける判決を下した。

Whisky giant Chivas Regal in China battle to save name(スコッツマン)

判決の理由として、男性は衣料品にロゴを使用していることから酒造企業であるシーバスの権利を侵害しているとは認め難い点、また男性が商標を当局に申請した時期にはウイスキーのシーバスリーガルが中国国内で広く認知されていたとは認め難い点を挙げている。

判決に対しシーバスは、今後も法廷闘争を続ける声明を発表した。
同社の広報担当者は「当社の商標は2009年、中国当局にも認可されている。スピリッツに限らず、いかなる商品においてもシーバスのロゴが(勝手に)使用されるということは、中国国内に混乱を招く。今後も商標の保護を求め続けていく」とコメントしている。

(あす11日は更新を停止します)


<関連記事>
ハバナクラブ、米国ではバカルディに商標権——最高裁判決(ウォールストリートジャーナル)

2012年6月9日土曜日

英誌・調査会社が共同で酒類ブランドランキングを発表(アドエイジ)

酒類業界誌「ドリンクスインターナショナル」(英)と市場調査会社ユーロモニターインターナショナル(同)は4日、酒類ブランドをランキング化したレポートを発表した。

Global Booze Trends: Winners, Losers and How Elections Spurred Rum Brand in Philippines(アドエイジ)
http://adage.com/article/global-news/global-booze-trends/235279/

ランキングは、協力を得るメーカーからの回答に基づく出荷ケース数(1ケース=9リットル)で決められる。
2011年度の調査(今回)は180のブランドから回答があり、そのうち60のブランドは100万ケースを超える出荷数量だったという。

首位となったのは韓国のソジュ(焼酎)「眞露」。
同ランキングでは「グローバルブランド」と「ローカルブランド」という2種類のステータスで区分しているが、眞露はこのうちローカルブランドに位置付けられ、またトップ20ブランドのうち13はローカルブランドだ。
これらの理由として、アジアのスピリッツ消費量が世界市場の半分を占めること、また——プレミアムブランドが台頭していると言われる中であっても——消費の中心となるのは低価格、品質を抑えた商品であることが挙げられる。

また、グローバルブランドとしてトップとなったウオトカ(ウォッカ)「スミノフ」は対前年比1.2%の出荷増となった(全体のランキングでは2位)。
しかし、レポートでは「英国、米国などキーとなるマーケットは既に成熟しており、伸びを補うためにはブラジルなどの新興国市場が重要だが、その中で1%の成長に留まったのは残念」としている。


<関連記事>
スキニーガールの成長率は388.3パーセント——米調査会社がスピリッツ・トップ250ブランドを発表(マーケティング・デイリー)

2012年6月8日金曜日

米サンディエゴ、ポートランドで日本酒関連のイベントが開催(レストランニュースリリース他)

米カリフォルニア州サンディエゴのレストラン、カフェ・ジャペンゴで日本酒のテイスティングイベントが開催されている。
6月は既に7日に行なわれているが、次回は7月12日に開催予定。

Japan’s Storied Sake Takes Center Bar at Cafe Japengo’s New Monthly Tasting Series(レストランニュースリリース)

カフェ・ジャペンゴは寿司を中心としたアジアの多国籍料理を提供するレストラン。
所属する寿司職人のジェリー・ワーナー氏が2005年のカリフォルニア・スシ・コンペティションで「マスター・スシ・シェフ」の称号を得るなど、数々の受賞歴がある。
6・7月に開催されるテイスティングイベントは、「特別本醸造 市島」(市島酒造、新潟)、「雪の茅舎 純米吟醸」(齋彌酒造店、秋田)など、5種類の日本酒が味わえる。
また、酒類マーケティング会社のヤングス・マーケット・カンパニー社員で日本人の母を持つクリス・エリオット氏が、日本酒の歴史や味わい方などについてレクチャーする。
参加費は25ドル(約2,000円)。

またオレゴン州ポートランドのジュピターホテルでは11月16日に、「IZAKAYA」と銘打ったイベントを開催する。
こちらは、酒、ビール、日本食を提供し、日本の居酒屋の雰囲気を味わうことを目的としたもののようだ。

Premiere Portland Japanese Culture Festival Revealed(シアトルpi)


<関連記事>
焼酎、日本酒を「国酒」に——古川特命相が海外展開の方針を言明(デイリー・ヨミウリ他)

2012年6月7日木曜日

ディアジオ、新蒸溜所建設を検討——5年間で1,200億円の投資計画(BBC)

酒類コングロマリットのディアジオ(英)は6日、今後5年間で総額10億ポンド(約1,230億円)を投資する事業拡大計画を発表した。
スコッチ・ウイスキーのための新倉庫が建設される予定で、スペイサイド、もしくは、ハイランドに新蒸溜所を設けることも検討されている。

Scotch whisky firm, Diageo, to invest £1bn(BBC)

同社の財務報告によれば、スコッチ・ウイスキーの売上が5年前と比較し50%増加しており、今期決算予想も30億ポンド(約3,690億円、スコッチ・ウイスキーのセグメントのみ)の売上が見込まれている。
計画について同社のポール・ウォルシュCEOは次のようにコメントしている。
「今後も成長が続いていくと予想している。これまで続けてきた投資は、すでに我々の資産として成熟しており、今回の新たな投資はそれらを基礎とする。また、スコッチ・ウイスキーは英国における重要な輸出産業となっており、国内投資を刺激し雇用を創出する役割も、もっている」

実際、今回の計画でも雇用拡大が盛り込まれており、スコットランド・連合王国両政府は歓迎の意を示している。
ジョン・スウィニー スコットランド政府財務大臣は「ディアジオの計画は、わが国の飲食料品戦略で中心的役割を果たすものであり、スコットランド政府としてこれを評価する」と述べた。
またマイケル・ムーア スコットランド庁長官(連合王国政府)は「スコッチ・ウイスキーの需要が世界的に高まっているのは、その品質と専門的技術が新たな市場に受け入れられたからだ。今回の投資は、スコットランド経済、そして雇用に大きな貢献を果たすであろう」との見方を示した。

なお、競合するペルノリカール傘下のシーバスブラザーズ(シーバス、英)は先月30日、年間4,000万ポンド(約48億円)の投資計画を発表している。
シーバスのクリスチャン・ポルタCEOは、今年2月に新蒸溜所建設を示唆する発言をしていたが、当面は休止中のものも含めた現存蒸溜所のキャパシティー拡大で、スコッチ・ウイスキーの需要増に対応していく方針となった。


<関連記事>
シーバス、4蒸溜所のキャパシティー拡大を発表——投資額48億円(スコッツマン)
ディアジオ、ビームが四半期決算発表(スコッツマン他)
シーバスCEO、新蒸留所の建設を示唆(Scotsman.com)