2012年4月6日金曜日

ウオトカ生産高1割減——ロシア当局がアルコール関連の統計を発表(ザ・ドリンク・ビジネス)

民族性ジョークに「ロシアでウオトカ(ウォッカ)の消費量が最も少ない月はいつ?」という質問から始まるものがある。
それに対する答えは「2月。日数が少ないから」。
つまり、ロシア人は時期を問わずにウオトカばかり飲んでいる、ということを揶揄したものだ。

しかし現代のロシア人は、以前ほどウオトカを嗜まなくなってきているのかもしれない。
ロシア連邦アルコール市場規制局の発表によると、2011年度のロシア国内ウオトカ生産高は前年比で1割近く落ちているという。

RUSSIAN VODKA PRODUCTION FALLS(ザ・ドリンク・ビジネス)

今回の発表は、生産高だけでなく生産者や流通業者についての統計にも言及されており、まず、酒造免許を保持する生産者が前年比で3割減。
また、卸売業者は5分の1減、アルコール販売店の数は2割減となっており、流通の入口から出口の全てにおいて、縮小していることが示されている。
そして、前述の通りウオトカ生産高は1割の減少となった。

こうした状況を受けて当局は、昨年度より大規模な酒類関係免許の再交付を行ない、規制緩和に動いている。

元記事では、この状況に至った原因や背景が明らかにされていないが、経済成長によりロシア人の嗜好品に対する考え方の変化もあるのではないかと推測できる。

一方、アルコール生産高全体の3分の1を偽造アルコールが占めている。
偽造アルコールは英国を中心に健康被害などが表面化しており、対応が急がれるところだ。


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グランツ子会社、グリーンマークとズブロッカの販売を開始(Talking Retail他)

英の偽ウオトカ事件、リバプール市議会が商品を名指しで注意喚起(WSJオリジナル記事)

2012年4月4日水曜日

タムデュー蒸留所が操業再開へ(ハーパーズ)

File:Tamdhu Entrance - geograph.org.uk - 1070533.jpg
正面入口から見たタムデュー蒸留所
の風景(ウィキペディアより)
タムデュー蒸留所(英スコットランド・スペイサイド地方)が来年を目処に、操業を再開する。
同蒸留所はエドリントングループ(英)の下にあった2010年に閉鎖。
しかし最近、イアン・マクロード・ディスティラーズ(英)に売却され再開が噂されていた。

Tamdhu whisky distillery to re-open with premium brand(ハーパーズ)

タムデューの創業は1897年。
グレンゴイン蒸留所再開発を担当した、イアン・マクロードのクリス・ラムズデン氏は「創業期のタムデューは地元の起業家たちが手を組んでつくられた蒸留所だった。当時の先端技術を用い最高のウイスキーをつくり出す、非常に志の高いベンチャー企業だったのだ。我々はその起業家精神とイノベーションをタムデューの新しいブランドイメージに反映させていく」と歴史、今後の展望について語った。

現在——とはいっても休止中ではあるが——の生産能力は、初留用3基と再留用3基の計6基のポットスティルで、年間4百万リットルをつくりあげる。
これは、1972年〜75年にキャパシティー拡大が行なわれことによる数字だ。

(あす5日は更新を停止します)


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ベンリアック、他社蒸留所買収の意向を表明——自社製ブレンデッドの販売を視野(Scotsman.com)

【お知らせ】更新停止予定の変更

きょう4日は更新を停止する予定でしたが、あす5日を更新停止とします。
現在、きょうアップロードする記事を鋭意制作中です。
どうぞ、お楽しみに。

2012年4月3日火曜日

ペルノリカール「アブソリュート・チェリークラン」をリリース(ドリンク・ビジネス・レビュー)

酒類コングロマリットのペルノリカール(仏)は、ウオトカ(ウォッカ)「アブソリュート」のポートフォリオに「アブソリュート・チェリークラン」を加えると発表した。

Pernod Ricard extends Absolut vodka line up(ドリンク・ビジネス・レビュー)

フレーバード・ウオトカで、風味づけされるのはチェリー、白クランベリー、そしてプラム。
カクテルベースとしてだけでなく、コーラとミックスすることで新しい風味が味わえると、ペルノリカールは宣伝している。
アブソリュートブランドはこのところフレーバード・ウオトカの拡充に力を入れており、今回のチェリークランは、「アブソリュート・グレープバイン」、「アブソリュート・マイアミ」に続くもの(元記事による。日本語サイトでは正規輸入がなされていないのか、この2種類は記載されていない)。

なおアブソリュート・チェリークランは、50ミリリットル、750ミリリットル、そして1リットルと、3サイズがリリースされる。
価格は750ミリリットルボトルで21USドル(約1,700円)で、5月1日に発売予定だ。

(あす4日は更新を停止します)


<関連記事>
Gorillazのデザイナーがウオトカボトルをプロデュース——アブソリュート・ロンドン(HAUTE LIVING.com他)

2012年4月2日月曜日

日本酒「HIRO」、英国で発売へ——舞台版『英国王のスピーチ』初日にお披露目(ドリンク・ビジネス・レビュー)

【訂正:4/3追記】舞台版『英国王のスピーチ』開幕は「今月27日」とお伝えしましたが、「3月27日」の誤りです。よって、「HIRO」のレセプションも既に行なわれております。お詫びして訂正致します。

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今月27日より英国演劇の聖地、ロンドン・ウエストエンドで舞台版『英国王のスピーチ』が開幕する。
この舞台をスポンサードするのは、英国向け日本酒ブランド「HIRO」(写真)だ。
年内の本格的な流通を目指しているHIROは、『英国王のスピーチ』舞台初日にVIP向けレセプションを開催する。

Hiro Sake to debut in UK(ドリンク・ビジネス・レビュー)

HIROは竹田広右衛門という武士から名付けられた。
竹田は江戸時代、越後村上藩に仕えた武士で、同時に日本酒通でもあったという。
(新潟県・村上市教育情報センターのホームページに村上藩にまつわる文書がHTMLでアップされており、ここに竹田広右衛門の名が登場する。この人物と同一だとすれば、江戸時代中期の人物だ)
竹田が残した日本酒のレシピが残されており、HIROの製法もこれにインスパイアされたと謳われている。

HIROのラインナップは「純米酒」と「純米吟醸酒」の2種類。
また、オフィシャルサイトにはHIROを用いたカクテルが紹介されており、レセプションでも振る舞われるものと思われる。



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ニューヨークで焼酎・泡盛イベント開催(PR Web他)

【お知らせ】きのうの記事について

きのうの記事「グレンフィディック、ラベルの鹿をせんとくんに変更」は(当然のことながら)エイプリルフールネタです。
グレンフィディックの鹿のデザインは変わりません。

2012年4月1日日曜日

グレンフィディック、ラベルの鹿をせんとくんに変更(WSJオリジナル記事)

1日よりグレンフィディックのラベル
に描かれる、せんとくん
(クリックすると拡大)
酒類コングロマリットのウィリアム・グラント&サンズ(英、グランツ社)は1日、シングルモルト・ウイスキー「グレンフィディック」のラベルデザインを変更すると発表した。
グレンフィディックにはこれまで鹿のイラストが描かれてきたが、今回のリニューアルにより、せんとくんが描かれるという。
せんとくんは平城遷都1300年の際に定められた奈良県の公式マスコットキャラクター。

事の発端は、昨年開催されたイベント「ウイスキー・ライヴ!TOKYO 2011」に遡る。
同イベントのために来日したルーフル・リプイエ グランツ社プロモーション・ディレクターは、都内にある奈良県のアンテナショップ前を通りかかったとき、初めてせんとくんを目にした。
「こどもの頭に鹿の角が生えているということが、何より衝撃的だった」とリプイエ・ディレクターは当時を振り返る。
しかし、グレンフィディックはゲール語で「鹿の谷」という意味であり、これまでもロゴマークに鹿を描き続けてきたことから、「同僚に紹介したら、社内で瞬く間に人気キャラクターになった(リプイエ・ディレクター)」とグランツ社の人々にも親近感を与えたようだ。

その後、東日本大震災が発生。
「『我々の心は常に日本の人々と共にある』ということを伝えたいと考えていた。そのときグレンフィディックに、東京で見かけたあの鹿少年に登場してもらえないか、とひらめいた」とリプイエ・ディレクターは経緯を語った。
そして、グランツ社からグレンフィディック日本総代理店のサントリー酒類へ、サントリー酒類から奈良県へと、せんとくんの採用が打診される。
「当初は奈良県も難色を示していた。せんとくんの商標使用には厳格なガイドラインが定められていたし、何より『酒のラベルに、せんとくんを使うのはいかがなものか』という意見も県庁内にあったようだ」と相場康則サントリー酒類社長は振り返る。

しかし、グランツ社、サントリー酒類、そしてサントリー本社は奈良県と粘り強く、かつ極秘裏に交渉を続け、構想からおよそ1年を経て今回の発表・商品リリースに漕ぎ着けた。

せんとくんが描かれたグレンフィディックは、1日より出荷される。