それに対する答えは「2月。日数が少ないから」。
つまり、ロシア人は時期を問わずにウオトカばかり飲んでいる、ということを揶揄したものだ。
しかし現代のロシア人は、以前ほどウオトカを嗜まなくなってきているのかもしれない。
ロシア連邦アルコール市場規制局の発表によると、2011年度のロシア国内ウオトカ生産高は前年比で1割近く落ちているという。
RUSSIAN VODKA PRODUCTION FALLS(ザ・ドリンク・ビジネス)
今回の発表は、生産高だけでなく生産者や流通業者についての統計にも言及されており、まず、酒造免許を保持する生産者が前年比で3割減。
また、卸売業者は5分の1減、アルコール販売店の数は2割減となっており、流通の入口から出口の全てにおいて、縮小していることが示されている。
そして、前述の通りウオトカ生産高は1割の減少となった。
こうした状況を受けて当局は、昨年度より大規模な酒類関係免許の再交付を行ない、規制緩和に動いている。
元記事では、この状況に至った原因や背景が明らかにされていないが、経済成長によりロシア人の嗜好品に対する考え方の変化もあるのではないかと推測できる。
一方、アルコール生産高全体の3分の1を偽造アルコールが占めている。
偽造アルコールは英国を中心に健康被害などが表面化しており、対応が急がれるところだ。
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