110歳だった。
グランツ社を創業したウィリアム・グラントの孫の中で、最後の生き残りでもあった。
Scotland's oldest woman, much-loved matriarch of the Glenfiddick whisky family, dies aged 110(メイル)
http://www.scotsman.com/news/arts/scotland-s-oldest-woman-janet-roberts-passes-away-at-110-1-2228404
ロバーツさんは1901年生まれ。
グラスゴー大、エジンバラ大で学び、卒業後にエジンバラ市内のマクリガー・ドナルド法律事務所に就職する。
そこで夫となる故エリック・ロバーツさんと出会い、1938年に結婚した。
1953年、ロバーツさんの弟で、創業者と同じ名を持つウィリアムさんが急死。
夫妻は家族からビジネスに携わるよう説得を受け、エリックさんは後に会長となったが、彼も1980年に死去。
以後、グラント家の家長として「献身的でしっかりとしたサポート(ロバーツさんの甥、ピーター・ゴードン グランツ社・会長)」を行ない、グランツ社の経営を後押しした。
昨年110歳になった際には、これを記念して1955年蒸溜のグレンフィディックがボトリングされた。
このボトルは、最近のオークションで6万ポンド(約770万円、現行レート)の値をつけている(スコッチ文化研究所・ニュースページより)。
また、誕生パーティーの席では、ロバーツさん本人が祖父、ウィリアム・グラントについて「自分を信じるということ、一所懸命に働くこと、決意を持つことを教えてくれた」と語っていた。
葬儀は18日にダフタウンのモートラック・パリッシュ教会で行なわれる。
アレックス・サモンド スコットランド首相の話
「とても賢い女性だった。悲しみの時を過ごしている彼女の家族、友人の方々にお悔やみ申し上げる」
リチャード・ロッホヘッド スコットランド議会議員の話
「彼女は特別なファミリーの特別なメンバーとして、未来に亘って記憶されることだろう。グランツ社の経営に直接的な関与はしていなかったようだが、大きな役割を果たした」
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