あるいは少数かもしれないが、ウェルシュ・ウイスキーと考える人もいるかもしれない。
ところがこの度、イングランド——それもロンドンの地に蒸溜所が完成する。
これまで飲料品のオンライン販売を手掛けてきた、ダレン・ルーク氏が設立した運営会社の名は「ロンドン・ディスティラリー・カンパニー」。
ロンドンに蒸溜所がつくられるのは、100年振りだという。
FIRST LONDON SINGLE MALT WHISKY IN 100 YEARS(ドリンクス・ビジネス)
ロンドン・ディスティラリー・カンパニーが位置するのは、ロンドンのバタシーという地域。
3月に会社設立のための出資募集が締め切られ、現在はポットスティル(蒸溜器)がつくられているところ。
ポットスティルの納品までに3〜5ヶ月かかる見込みだが、ルーク氏は9月から10月の初旬までに操業を開始したいと考えているようだ。
ポットスティルが納品されれば、ウイスキーとジンの蒸溜が行なわれる。
どちらもウィルトシャー(イングランド)原産のオーガニックな大麦を原料とする。
また、ウイスキーの熟成にはオーク樽が用いられる。
元記事に特に記載はないが、おそらくジンの生産はウイスキーの熟成期間中にも収入を得るため、という役割も持つものなのだろう。
(タスマニア・ウイスキーのラーク蒸溜所なども同様のビジネスモデルを構築している)
ウイスキー・ラウンジというイベントに出席したルーク氏は「順調に進んでいる」とした上で、次のように語った。
「最終的なゴールは、環境に配慮したウイスキーづくりを首都に戻すことだ。それが成し得られれば、蒸溜の歴史に1ページを刻むことになる」
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