ビールブランドを軸とした投票行動に ついてのチャート。右側が共和党寄り、 左側が民主党寄り。また上に行くほど 実際の投票行動をとる可能性が高い。 (クリックすると拡大) |
Republicans prefer Labatt Blue and Canadian Club whisky(マクリーンズ)
http://www2.macleans.ca/2014/01/14/republicans-prefer-labatt-blue-and-canadian-club-whisky/
ラバットブルーは、ベルギーを拠点とし世界各国に生産拠点を持つアンハイザーブッシュインベブが保有するブランド。日本企業の政治献金にも見られるように、アンハイザーブッシュは共和党、民主党どちらに対しても30万ドル(約3100万円)を超える支援を行っているため、元記事では共和党員がラバットブルーを好む理由を「ミステリーである」としている。また、同じくアンハイザーブッシュのビールブランドである「バドライト」は両党支持者の境界線上に位置し、投票率は低いとされている。この理由についてナットメディアのウィル・フェルタス上席副代表は「若者は選挙権をあまり行使しない。バドライトは大学生など若者が好むからではないか」と分析する。
スピリッツに視点を移してみると、ウイスキーを好むのはリパブリカンである場合が多いようだ。これは「地域の違いによるもの(フェルタス上席副代表)」で、共和党の支持率が高い南部ではウイスキーが人気であるからだという。一方、民主党員・支持者(デモクラット)が好む代表格としてジンやウオトカ(ウォッカ)といったホワイトスピリッツを挙げている。また、コニャックはアフリカ系の人々が好むことから(本サイト関連記事)、デモクラットである度合いが高い酒類ではないかと分析している。
日本では政党系シンクタンクが未発達で、国民の政治に対する捉え方も異なるから、同様のデータを集計・分析するのは、現状では困難であるだろう。しかし、有権者の投票行動は日常生活からの影響もあるわけだから、今回の結果のように興味深いデータができあがるかもしれない。
<関連記事>
ナットメディア(英文)
世界で最もジンを飲むのはフィリピン人――IWSRがスピリッツ消費動向を発表(ラプラー)
スキニーガールの成長率は388.3パーセント——米調査会社がスピリッツ・トップ250ブランドを発表(マーケティング・デイリー)
ラバットブルーは、ベルギーを拠点とし世界各国に生産拠点を持つアンハイザーブッシュインベブが保有するブランド。日本企業の政治献金にも見られるように、アンハイザーブッシュは共和党、民主党どちらに対しても30万ドル(約3100万円)を超える支援を行っているため、元記事では共和党員がラバットブルーを好む理由を「ミステリーである」としている。また、同じくアンハイザーブッシュのビールブランドである「バドライト」は両党支持者の境界線上に位置し、投票率は低いとされている。この理由についてナットメディアのウィル・フェルタス上席副代表は「若者は選挙権をあまり行使しない。バドライトは大学生など若者が好むからではないか」と分析する。
ワイン・スピリッツ等を軸としたチャー ト。表の見方は左上のものと同じ。 (クリックすると拡大) |
日本では政党系シンクタンクが未発達で、国民の政治に対する捉え方も異なるから、同様のデータを集計・分析するのは、現状では困難であるだろう。しかし、有権者の投票行動は日常生活からの影響もあるわけだから、今回の結果のように興味深いデータができあがるかもしれない。
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