アルティメット・ビバレッジ・チャレンジ(UBC)が主催するコンペティションで、今年で3回目。
スピリッツの他にワイン、カクテルのコンペティションも行なわれている。
今年のUSCは14分野44部門で争われ、650以上のスピリッツが出品された。
出品数は前年より15パーセントほど増加している。
そして、およそ80の銘柄が最終選考に残り、31銘柄が最高の栄誉となるトロフィーを受賞した。
初めて部門が設けられた昨年、部門内で最高得点を得たもののトロフィーを獲得できなかったサントリー「山崎18年」(写真)が、昨年の雪辱を晴らしトロフィーを勝ち取った。
また、同時に出品された「白州12年」、「山崎12年」、そして「響12年」も90点以上のスコアを獲得、日本からの出品作全てがファイナリストに選出された。
また、アンフレーバード・ウオトカ(ウォッカ)部門では、「ファジーズ・ウルトラ・プレミアム・ウオトカ」が最高得点でトロフィーを獲得。
このウオトカは先日のWSJでも取り上げたように、マスターズ、全米オープンで優勝経験を持つプロゴルファー、ファジー・ゼラー氏が立ち上げたブランドだ。
そして、スコッチ・シングルモルト・ウイスキー部門は「カリラ12年」が97点でトロフィーを獲得した。
同部門は昨年、4銘柄がトロフィーを得たが、今年はカリラのみの受賞だった。
一方、今年からソジュ部門が創設された。
ソジュとは韓国語で「焼酎」を表す言葉で、「TY KU バーレイ・ソジュ」のみがエントリー、トロフィー獲得はならなかったが、84点を記録した。
TY KUのオフィシャルサイトを見る限り、ソジュだけでなく「サケ(おそらく日本酒)」もつくっているようで米国の会社であると考えられるが、どういったブランドであるかなどの詳細は現在のところ不明。
UBCのF・ポール・パカルト会長は「メーカーと関係のないUSCは、決してそれぞれのブランドに迎合することはなく、真実を伝える。これはバーや販売店、そして消費者にとって信頼できるスコア、テイスティングノートを利用できるということだ。トロフィーを獲得しようと、そうでなかろうと、これらの情報がそれぞれの販売の助けとなるであろう」とコメントした。
詳細な結果については下記リンクをご参照いただきたい。
英文サイトではあるが、選考結果・スコア・銘柄の表となっているので、英語が不得手な方にも分かりやすいものだと思う。
http://www.ultimate-beverage.com/the-results/2012-spirits-results/
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