BenRiach chief toasts £27m bank deal that will support expansion(Scotsman.com)
2008年には、そのシーバスを傘下に収めるペルノ・リカールから、グレンドロナックも買収している。
これまで、ベンリアックの主要取引行はクライズデール銀行であった。
その状況下にあった2010年、シーバスよりエジンバラ郊外のボトリング工場を1,600万ポンド(約20億5千万円)で購入。
しかし、この投資が収益を圧迫し、同年の税引前利益が前年から50万ポンド(約6,400万円)減、クライズデール銀行に対しては2,050万ポンド(約26億円)、借越の状態となっている。
「クライズデール銀行は決して悪い銀行ではなかった。しかし、RBSは3年間のアセット・ファイナンス・ファシリティ(経営状態に合わせて不動産・設備投資を最適化していく管理手法)を提案してくれた。これが我々の将来の展望を明るくしてくれた」とウォーカー取締役は取引行変更について語っている。
また、RBSのエディ・リントール業務執行取締役は「在庫状態に合わせた資金調達を提案していく。フルバンキング体制でベンリアックのグローバルビジネスをサポートできることを嬉しく思う」とコメントしており、経営全般へのコンサルティングを行なうものと見られる。
ベンリアックは今回の資金調達による買収を基に、自社製ブレンデッド・ウイスキーのリリースを目指す。
現時点で、具体的な買収先候補は明らかとなっていない。
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