BOWMORE TACKLES THE ‘WATER IN WHISKY’ QUESTION WITH EDUCATION PROGRAMME(ドリンクスビジネス)
http://www.thedrinksbusiness.com/2013/03/bowmore-tackles-the-water-in-whisky-question/
今回のプログラムが意図するところは、一部のウイスキー愛好家が持つ「ウイスキーに加水することは良くないこと」という考えに一石を投じることだ。モリソンボウモアのレイチェル・バリー・マスターブレンダーは「加水することで、ボウモアが持つフレーバーの『波』は解き放たれる」と加水に肯定的な意見を述べる。また、同社のカーラ・レイン(Cara Laing)・ボウモア担当マーケティングディレクターは「加水という問題に我々が真っ向から取り組むことや、それが大きな議論を起こすであろうことについて、我々は重々承知している」と支持、批判共に歓迎する姿勢だ。
現時点で同プログラムは、イベント・セミナーを開催するなどの詳細は明らかになっていない。しかし、ボウモアのオフィシャルサイトには「ボウモア・アンド・ウォーター」というタイトルのページが設けられ、「ボウモア12年」をニート(ストレート)と加水時で飲み比べた際の、テイスティングノートを掲載している。そして前述の通り、「ティルター」「ウォーターセーフ」といった器具をバーなどに配布する。「ティルター」は水瓶が軸によって支えられ、スイングする形状。「ウォーターセーフ」は蛇口が取り付けられた水槽で、ボウモア蒸留所のスティルルームをイメージしたデザインだという。
これらの器具配布について、有償となるか否かなどは不明。ただ、プログラムの対象地域にアジアも含まれており、モリソンボウモアの親会社はサントリーであることから、近いうちに「ボウモアと水」を日本で楽しむことができるかもしれない。
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