2014年1月18日土曜日

クライヌリッシュ、生産能力拡大へ――ディアジオ発表、投資額50億円(スコッツマン)

 英酒造大手ディアジオは16日、スコッチ・シングルモルトを生産するクライヌリッシュ蒸留所の生産能力を拡大すると発表した。投資額は3000万ポンド(約50億円)。同社は2012年6月に5年間で10億ポンド(約1700億円、現行レート)を投じる事業拡大計画を発表しており、今回の計画を含めハイランド地域への投資額は約1億5000万ポンド(約250億円)に上る。

 クライヌリッシュはスコットランド・ハイランド地域のサザランドに位置する。現在稼働するポットスティルは初留=3基、再留=3基の計6基だが、さらに6基を増設。生産能力も年間1000万リットルと現行から倍増させる。当地の自治体であるハイランド・カウンシルに計画を提出し、来月から協議に入る予定だ。

 同社のキース・ミラー蒸留熟成担当ディレクターは「クライヌリッシュは特別な蒸留所であり、その品質とキャラクターは我々がウイスキーをブレンディングするなかで重要な部分を占める」とコメントした。

 ディアジオは昨年4月に新ティーニニック蒸留所建設を決定したほか、同12月には今回と同じく3000万ポンドを投じたモートラック蒸留所の拡大計画を発表している。

Diageo in £30m Clynelish whisky expansion(スコッツマン)


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