母親からの通報により関係当局が調べたところ、入手経路であるアナンサモージー・シヴァカラン(Ananthamoorthy Sivakaran)氏所有の商店で、3種類の偽造ウオトカが発見された。
少年が飲んだウオトカも偽造ウオトカと見られる。
Fake vodka sold by retailer made teen violently ill(ジス・イズ・サセックス)
シヴァカラン氏によると、偽造ウオトカは店を訪れた男から購入。
1本8ポンド(約1,000円)で販売していた。
「疑いを持たなかったし、何か悪いことに関与したという認識もない」とシヴァカラン氏は語っている。
しかし、当局によるテストの結果、工業用アルコールの一種であるプロパン2オールが混入していたことが判明。
また、偽造ウオトカの1本には「ドロップ・ウオトカ」という品名表記があったものの、製造者の住所や製造番号の表記はされていない。
当局は責任の所在がシヴァカラン氏にも存在するとして、氏の持つ酒類販売免許を取り消すよう、関係機関に勧告している。
今回は17歳の少年によるウオトカの購入、飲酒(英国におけるスピリッツ飲用の法定最低年齢は18歳)ということもあり、当局はシヴァカラン氏の商店に対して、おとり捜査を行なったが、更なる未成年者への販売は行なわれなかったようだ。
現在、シヴァカラン氏は商店の経営から手を引いた模様。
後継オーナーであるラトナクマー・ネゲスワラン(Ratnakumar Nageswaran)氏は、「シヴァカラン氏と自分との関係を示す証拠がないのであれば、免許を取り消すべきではない」と主張している。
人種差別するつもりは毛頭ないが、シヴァカランとネゲスワランという名は、英語圏の人物ではないように思えるし、もしかしたら移民なのかもしれない。
当局は今回のウオトカを密輸品と見ているようなので、両氏の背後関係から類似の事件を摘発できる可能性もある。
(現段階ではシヴァカラン氏はあくまで「売った」だけだが。また、こうした問題はレイシズムと受け取られる場合もあるから、捜査には慎重さも必要だろう)
17歳がウオトカを飲むことは言語道断だが、今後も他の善意の被害者が発生することが懸念される。
英の偽ウオトカ事件、リバプール市議会が商品を名指しで注意喚起(WSJオリジナル記事)
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