2012年10月29日月曜日

スペイサイドの蒸留所向けにパイプラインを建設――ディアジオなど3社共同プロジェクト(ビジネス7)

英酒造大手が連合を組み、ガス輸送用パイプラインを共同で設置する。
プロジェクトに参加するのは、ディアジオ、シーバスブラザーズ、アンガスダンディーの3社。
スコットランド・スペイサイドのウイスキー蒸留所で燃料として使われるガスを輸送するもので、同国のインフラ開発企業であるファルクラムが受注する。

スコットランドは寒冷地であるため、以前から冬季の燃料輸送は困難であったという。
パイプラインを共同利用することで、そうした障害を排除するだけでなく、30%の燃料コスト削減、さらにCO2排出量の4分の1を削減する。
パイプラインに接続する蒸留所はグレンリベット、トーモア、クラガンモア、トミントゥール。
地下に埋設される形で、総延長は16マイル(約26km)におよぶ。
投資額は760万ポンド(約10億円)。
2014年夏に完成する予定となっている。


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