2012年10月22日月曜日

ボンベイサファイアの新工場、来秋にオープン――歴史的建造物を再利用(ベーシングストークオブザーバー)

<2013/3/14追記>当初、新蒸留所のオープンは「来年5月」としておりましたが、「来秋」の誤りでした。お詫びして訂正します。

酒造大手バカルディ(米領バミューダ諸島)は来秋、英イングランド・ハンプシャー州のラバーストークに、ジン「ボンベイサファイア」のための新蒸留所をオープンする。
ラバーストークはロンドンの西南、約100kmに位置し、かつて紙幣向けの製紙工場だった建屋を修復した上で利用する。

It’s Sapphire so good for new gin distillery(ベーシングストークオブザーバー)
BOMBAY SAPPHIRE GIN UNVEILSPLANS FOR “HOME OF IMAGINATION” IN HAMPSHIRE, UK(プレスリリース)
https://www.multivu.com/mnr/56574-bombay-sapphire

新蒸留所はテスト川に面し、オバートンとウィッチチャーチという街の中間に立地する。
また、かつての製紙工場は大英帝国、インドで使用される紙幣の原紙を200年間、製造していたという歴史的建造物であるが、近年は放置状態にあったという。

今回の修復と新蒸留所設置には、数百万ポンド規模の資金が投じられた。
一部、やむを得ない理由から解体された建物もあるが、かつての遺構を利用することやビジターセンターの設置などから年間10万人規模の観光客が見込まれ、また、雇用創出により地元への経済効果が期待されている。
工場・蒸留所の再構築に関するデザインは、ロンドンオリンピックの聖火台などを手がけたインダストリアルデザイナー、トーマス・ヘザーウィック氏が率いるヘザーウィック・スタジオが担当した。


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