2013年4月1日月曜日

東京ディズニーシーに「カリラの海賊」オープン――レストランではシングルモルト「カリラ」限定版も

記者会見で公開されたロゴマーク
(クリックすると拡大)
 東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドなど4社は1日、東京ディズニーシーに新アトラクション「カリラの海賊−The Viking of CAOL ILA−」をオープンすると発表した。同テーマパークは、昨年オープンした「トイ・ストーリー・マニア!」以来の新アトラクション誕生となる。

 「カリラの海賊」は、10〜11世紀頃を時代背景とし、英スコットランド・アイラ島に拠点を置くヴァイキング(海賊)「ヘクター」が主人公。ヴァイキング達の間で伝説とされる「イウラの秘宝」を探し求めるストーリーで、敵のヴァイキングとの争いや、仲間となるアイスランドのヴァイキング「レイフ」との出会い、友情をライド形式のアトラクションで描く。

 同日には記者会見も行なわれ、スポンサーとなるディアジオ、キリンビールの担当者も出席。会見では、オリエンタルランド担当者よりアトラクションの概要を発表した後、今回の企画発案がキリンディアジオのルーフル・リプイエ取締役(宣伝・パブリックリレーションズ担当)であることを明らかにした。

 リプイエ取締役はアトラクション企画に至った経緯を、会見の中で次のように語る。
「私は昨年、(ウィリアム・グラント&サンズから)ディアジオに移籍し、同時にキリンディアジオに出向となった。来日してからしばらくは忙しく、ろくに家族サービスもできなかったんだ。そこである日、妻と9歳の息子を連れて、東京ディズニーランドを訪れた。最初に行ったアトラクションは『カリブの海賊』だ。ご存知の通り、このアトラクションはディアジオのパートナーであるキリンがスポンサーをしている。だが、実際に体験してみてそんなこととは関係なく、世界観の壮大さに興奮した。そこで思ったんだ。『パイレーツではなく、ヴァイキングを描くアトラクションをつくってはどうか』と」

 会見にはウォルト・ディズニー・カンパニーの担当者も出席。同アトラクションは東京ディズニーシーが世界唯一の公開となるが、米国や仏パリ、香港といった他のディズニーランドで展開していくことも検討しているという。また反響次第で、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のように、映画化する可能性も示唆した。

 なおアトラクションにはレストラン「LOCH GORM(ロッホ・ゴルム)」を併設。ヴァイキングをイメージした料理を提供するほか、同レストラン限定のスコッチ・シングルモルト「カリラ ザ・ヴァイキング・オブ・カリラ・スペシャルエディション」を販売する。熟成年数・樽などは明らかにされていないが、リプイエ取締役は「ヴァイキングらしい、男性的な仕上がりとなった」と説明している。

 アトラクション・レストランは来年4月1日にオープン予定。


<関連記事>
【お知らせ】ディズニーシーに「カリラの海賊」ができるとか言ったな。あれは嘘だ!
グレンフィディック、ラベルの鹿をせんとくんに変更

0 件のコメント:

コメントを投稿