2013年4月5日金曜日

USC最高評価のウオトカ「タホブルー」(タホデイリートリビューン)

 先日、米コンペティション「アルティメットスピリッツチャレンジ(USC)」の結果をお伝えしたが、アンフレーバード・ウオトカ(ウォッカ)部門でファイナリストとなった商品に「アメリカンハーベストオーガニック・スピリットウオトカ」というものがある。かつて「グレイグース」を商品開発した会社によってつくられたウオトカだが、最終結果は93点で、最高賞であるチェアマンズプライズにはあと一歩、届かなかった。このアメリカンハーベストオーガニックを上回る94点を獲得し、チェアマンズプライズに輝いたのが「タホブルー・ウオトカ」だ。

South Shore vodka company wins international competition(タホデイリートリビューン)
http://www.tahoedailytribune.com/news/5853789-113/vodka-levitt-tahoe-blue

 タホブルーは2011年、マット・レヴィット氏が独自のウオトカ・ブランド創立を着想したことにより商品開発が始まる。ブランドの確立にはグーグル検索などインターネットを活用したといい、ウオトカについて学んだだけでなく、コルクなどの副資材をネットで調達。ウオトカそのものはカリフォルニア州マウンテンビューの蒸留所で行ない、3種類をブレンディングする。

 ウオトカ生産が具体化してから、レヴィット氏はメーカーである「ザ・サウスショア・リカーカンパニー」を法人登記したが、現時点で創立から1年しか経っていない。それにも関わらず、USCにエントリーしたのは「会社のメンバーの誰もが『賞と共に帰ってくる』と思っていた(レヴィット氏)」という確信があったからだという。

 レヴィット氏は現在、塗料販売業を正業としており、この収益からウオトカをつくっている形だ。また、タホブルーの販売地域も商品名の由来となったタホ湖に面するカリフォルニア州、ネバダ州のみとなっている。しかし、レヴィット氏は継続的に事業を拡大していき、ウオトカ生産に全ての時間を費やすことを目標とする。一方で、「全てはタホを愛してこそ。ブランドを通して、タホの経済に貢献したい」と地元への寄与も忘れない。


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