2014年3月4日火曜日

バカルディ、アメリカン・ウイスキー買収に虎視眈々――シャーリーCEOが英紙に示唆(スピリッツビジネス)

Mr. Shirley バカルディ(英領バミューダ諸島)のエド・シャーリーCEO(写真)は先月、「(我々のポートフォリオの)隙間となっているのはバーボンとライ(・ウイスキー)だ」と明言し、同社がアメリカン・ウイスキーのブランド取得へ踏み切る可能性を示唆した。英紙テレグラフの取材に答えたもの。

 シャーリーCEOは「マルティニ、デュワーズ、ボンベイサファイア、そしてグレイグースでお見せしたように、我々は各ブランドとの経営統合を行うことで成績をあげてきた。我々が何かを為すことが正しいならば、それをするまでだ」と続けてコメントしている。

 元記事では、1月にサントリーがビーム(米)を買収した際の「今後、酒類業界の再編が進む」といった識者の観測を併せて記している。バカルディもサントリーと同じく非上場企業(※)であり、さらなる拡大を進めることで酒類市場でのプレゼンス(影響力)確保を目論んでいるものと見られる。

 なお、コメントにあるとおり同社は現在、ラム、ウオトカ(ウォッカ)、ジン、テキーラ、スパークリングワイン、ベルモット、スコッチ・ウイスキー(ブレンデッド、シングルモルト)、コニャックなどのブランドを保有している。

※ただし、サントリーグループのひとつであるサントリー食品インターナショナルは昨年、東証1部に上場している。

BACARDI CEO HINTS AT BOURBON BRAND ACQUISITION(スピリッツビジネス)


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