2012年3月6日火曜日

アイスランドの大地に育まれたウオトカ「レイカ」(ピュアスーティスト)

アイスランドと聞いて、日本人はどのようなイメージを持つだろうか。
国名から「なんとなく寒そうな国」と思う人がいるかもしれない。
あるいは先日、サッカー日本代表がアイスランド代表と親善試合を行なった際の、ソルステインソン選手の「ハンドスプリングスロー」が印象に残ったという人もいるだろう。

2010年には火山が噴火したことで、ヨーロッパの航空路が麻痺したことも記憶に新しい。
アイスランドは火山やそれに伴って存在する温泉が多いという点は、日本と似ているところだ。
同国で生み出されるウオトカ(ウォッカ)「レイカ」(写真)は、そうした環境の下で生み出されたスピリッツだ。

REYKA VODKA FROM ICELAND(ピュアスーティスト)

アイスランドは前述の通り火山が多いことから、地熱発電の盛んな国だ。
レイカを生産する際に使われる電気も、地熱発電によるもの。
また、仕込水は近隣の温泉水が利用されており、フィルタリングにはラヴァ・ロックスという溶岩が使われるという。
そして、世界的にも珍しいカーターヘッドスティルという蒸留機からつくられている。
(以下、未確認情報だが、カーターヘッドスティルを利用しているのは他にジンのボンベイ・サファイア、ビーフィーター、そしてヘンドリックスのみだと思われる。ボンベイ・サファイアはカーターヘッドスティルを「世界で4機しか存在しない」と宣伝していることから、ウオトカで利用しているのはレイカのみ、ということになる)

アルコール40度、750ミリリットルのこのウオトカは25ドル(約2,000円)。
なかなか見つけることは難しいが、昨年の国際ワイン&スピリッツコンペティション(IWSC)ウオトカ部門で金賞を獲得しているから、決して価値の低いウオトカではないだろう。

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