2014年4月2日水曜日

NCAAバスケ大会で「バーボン」vs「ビール」対決――ケンタッキー/ウィスコンシン両州知事が「賭け」(クーリエジャーナル)

 全米大学体育協会(NCAA)男子バスケットボール選手権の準決勝が今週5日、行われる。そのうち1試合は、ケンタッキー大学”ワイルドキャッツ”対ウィスコンシン大学”バジャーズ”のカード。この対決を前に、コートの外にも注目が集まっている。というのも、両チームの地元州知事がそれぞれ「バーボン・ウイスキー」「ビール」という地元特産品を賭けているのだ。

Governors wager beer, bourbon on Kentucky-Wisconsin(クーリエジャーナル)
http://www.courier-journal.com/story/sports/college/kentucky/2014/04/01/governors-wager-beer-bourbon-kentucky-wisconsin/7165197/

 『クーリエジャーナル』によると、ケンタッキー大が勝った場合はスティーブ・べシャー・ケンタッキー州知事からスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事に「完璧なケンタッキー・バーボン・バー」を贈る(おそらくバーボンとグラスなどの器材一式ではないかと思われる)。逆の場合は、ウォーカー州知事がビール、ブラットブルスト(豚のソーセージ)、チーズをベシャー州知事へ贈るのだという。負けた方が贈るべきようにも感じられるが、勝ったことで相手の健闘を称える、あるいは逆に、相手の土地へ「攻めこむ」などの意味合いがあるのかもしれない。

 ベシャー・ケンタッキー州知事は「ワイルドキャッツは今年、彼らができるベストなプレイをしてきた。だから、4強に残った。ジョン・カリパリ(ケンタッキー大)とボー・ライアン(ウィスコンシン大)という2人の素晴らしいコーチの対決を見られるのは、本当に楽しみ。だが、ケンタッキーがバジャーズを上回っているのは、明らかだ」と自信を見せる。

 一方、ウォーカー・ウィスコンシン州知事も「今シーズンのバジャーズはアン”ボー”リーバボーだ」と、ライアン・コーチのファーストネームとアンビリーバボーを掛けた上で、次のようにコメントしている。
「2つの素晴らしいチームと、それぞれの素晴らしいファンによってなされる今回の対決は、記録に残ることだろう。ライアンというリーダーの下に、非常に優秀な才能を持ったプレイヤーが集まった。バジャーズの持つ勢いとスキルは、必ずやケンタッキー大を抑え、決勝へ進む」

 米国はプロだけでなく大学スポーツも盛んで、NCAA大会は日本の高校野球のような人気を得ている。各大学の地元からの応援も熱狂的だ。バーボンとビール、どちらが勝つか、それぞれの州のファンが固唾を飲んで成り行きを見守っていることだろう。


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