2013年3月15日金曜日

「あっという間の46年」――17歳から働き続けたシーバス従業員、退職の日を迎える

マカリスターさんと「セントミレンFC」
のマスコット
 シーバスブラザーズ(英、以下「シーバス」)が一人の従業員の退職を、プレスリリースで取り上げている。退職したのはアリステア・マカリスターさん(64)。46年半に亘って、シーバスで働き続けたという。

 マカリスターさんが入社したのは1966年7月。当時は17歳だったといい、まず在庫調整部門に配属された。そして荷役部門での仕事を経験した後、ボトリングホールでのフォークリフト・オペレーター業務に25年という長い時間を捧げた。マカリスターさんは「46年はあっという間に過ぎ去って、色々なことが変わった。私がボトリングホールで働き始めた頃は、女性スタッフが小さなプラスチック製ハンマーで封をする、という手作業だったんだ。今は大きく進んで、近代的なマシンになった」とシーバスでの人生を振り返った。

 具体的な日付は明記されていないが、プレスリリースの発行日から今月初頭ごろに退職したものと思われる。退職日には、同僚がケーキとプレゼントで慰労の意を示したほか、サプライズゲストとしてパンダのマスコットが登場。シーバスと同じくペイズリーに本拠を置き、そしてマカリスターさん自身もサポーターであるサッカークラブ「セントミレンFC(スコテッシュ・プレミアリーグ所属)」のマスコットだ。マカリスターさんも、このサプライズを喜んだという。

 退職することで退屈な日々になる不安を持ってしまいそうだが、マカリスターさんは「忙しくなりそう」と次のように話す。
「新車を買おうと思っているし、夏には日光浴を楽しみたいね。あとは時間をとって、スペインやギリシャを訪れたい。それに私は庭いじりが好きだから、家でもやることがたくさんあるんだ」

プレスリリース


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