2013年3月11日月曜日

テキーラ「カーサミーゴス」、収益は南スーダンの紛争防止プロジェクトへ――共同創業者のジョージ・クルーニー氏が明言(ベリンガムヘラルド)

 テキーラ「カーサミーゴス」(写真)の収益が、南スーダンの紛争防止に充てられることとなった。同ブランドは、米俳優ジョージ・クルーニー氏と実業家ランディ・ガーバー氏が共同で設立。今年1月より米国内一部の州でリリースされ、非熟成の「ブランコ」とオーク樽熟成の「レポサド」という2商品を販売する。

George Clooney's new tequila will fund satellite over South Sudan(ベリンガムヘラルド)
http://www.bellinghamherald.com/2013/03/05/2906326/george-clooneys-new-tequila-will.html

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 南スーダンは2011年に独立したばかりで、周辺国に対する反政府勢力や周辺国自体の存在、あるいは国内の部族間抗争により緊張状態が続いている。日本外務省が渡航者向けに発表している「危険情報」でも、同国は2番目に危険度が高い「渡航延期勧告」が発令されている。クルーニー氏は危機回避を目的として2010年、収益の寄贈先となる「サテライト・センチネル・プロジェクト」を設立。同国上空の軌道を通る人工衛星によって予め武装勢力の動きを察知するというもので、リモートセンシング企業、デジタルグローブ(米)の協力を得ている。また、クルーニー氏自身もプロジェクトを通して同国を訪問した。

 クルーニー氏は「我々は、虐殺などの戦争犯罪を行なっている者に対して、我々は見ている、世界は見ている、ということを知らしめたい。戦争犯罪は闇の中で盛んだ。メディアのスポットライトという閃光を浴びせることで、大きな残虐行為を実行することは難しくなる」とコメントした。

 なお、カーサミーゴスはリリースにあたり、コマーシャルフィルム(CF)を制作。ガーバー氏の妻、シンディ・クロフォード氏とクルーニー氏が共演したものだ。本サイトにもCF動画を掲載するので、ご覧いただきたい。



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