2013年3月30日土曜日

ロンドンディスティラリーカンパニー、ジンの新商品リリース(スピリッツビジネス)

 ロンドンディスティラリーカンパニーは来月2日、ジン「ドッズジン(DODD'S GIN)」をリリースする。商品名の由来となるラルフ・ドッドは、18世紀後半に活動したエンジニアで、ロンドンディスティラリーカンパニー(初代)を創業した起業家でもある。

LONDON DISTILLERY COMPANY RELEASES INAUGURAL CRAFT GIN(スピリッツビジネス)
http://www.thespiritsbusiness.com/2013/03/london-distillery-company-releases-inaugural-craft-gin/

 原料にはジュニパーの他、アンゼリカ、ライムピール、ベイローレル、カルダモン、レッドラズベリーリーフ、ハチミツを使う。なかでもハチミツは、ロンドン市内に生息するハチがもたらすもの。アンドリュー・マクロード・スミス蒸留責任者によると「英国内から多数のハチミツを取り寄せ蒸溜したが、ロンドンという都会暮らしのハチによるのものがラグジュアリーな口当たりと魅力的なトップノートを引き出してくれた」という。

 現在のロンドンディスティラリーカンパニーは、ロンドンでのウイスキーづくりを目指すダレン・ルーク氏らにより、昨年創立。ウイスキーには3年以上の熟成期間が必要となるため、当面はジンなどを販売していく。前述の通り18世紀にも、ラルフ・ドッドが同名の会社を起こしており、ルーク氏は「ロンドンで蒸留所をつくるための調査をしているときに、ドッドのストーリーを知った」という。
「ドッドがつくっていた真のブリティッシュ・スピリッツは、我々と同種のものと考える。今回の商品は彼に捧げるものだ(ルーク氏)」

 500ミリリットルボトルで、アルコール=49.9%、希望小売価格=36.95ポンド。発売後2週間は百貨店「フォートナム&メイソン」限定で販売、その後、ロンドンディスティラリーカンパニーのオンラインショップでも販売する。


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