2013年1月3日木曜日

グレンフィディックのクリスマス――社歴と同じ125樽に原酒詰め(スピリッツビジネス)

 先月20日の記事で、グレンフィディックがボトルを使ったクリスマスツリーを制作した、というニュースをお伝えした。同蒸留所が操業開始した1887年12月25日から125周年となることを記念したものだったが、クリスマス当日には新たな記念行事として125の樽に原酒が詰められた。

GLENFIDDICH PLANS 125TH ANNIVERSARY CHRISTMAS DAY WHISKY(スピリッツビジネス)
http://www.thespiritsbusiness.com/2013/01/glenfiddich-plans-125th-anniversary-christmas-day-whisky/

 ブライアン・キンスマン・モルトマスターは「2012年のクリスマスはグレンフィディックにとって特別な日。何かユニークなものをつくりたい、という気になった」とコメントしている。今回の樽は、少なくとも20年は熟成する予定で「20年という時間をかけて、ウィリアム・グラント(同蒸留所、ウィリアムグラント&サンズ創業者)の開拓者精神を注ぎ込んだリミテッド・エディションを、我々はつくるつもりだ(キンスマン・モルトマスター)」と、樽出し後についても語った。

 元記事には、「ウィリアム・グラントから数えて5世代目、6世代目によって樽詰めされた」とある。ウィリアム・グラント&サンズの会長は代々、創業家出身者が務めており、現在のグレン・ゴードン会長、先代会長で現会長のいとこにあたるピーター・ゴードン取締役は5世代目にあたる。

 樽出しのときには、7世代目、もしかしたら8世代目の人々も、グレンフィディックに籍を置いているかもしれない。


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