2013年1月16日水曜日

オーストラリアの仔イヌ、ウオトカの点滴受ける(メイル他)

 先日、ゾウにウオトカ(ウォッカ)を飲ませ凍傷から救った、というニュースをお伝えしたが、今度は仔イヌがウオトカによって救われた。

Spirits up! Puppy saved after doctors prescribe a handle of VODKA to the 9-week-old to cure anti-freeze poisoning(メイル)
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2263045/Puppy-saved-vodka-IV-drip-poisoned-anti-freeze-Australia.html#ixzz2I8uZZDCe 
Vodka saves Melbourne puppy's life(9ニュース)
http://news.ninemsn.com.au/national/2013/01/15/12/55/vodka-saves-melbourne-puppy-s-life

 オーストラリア・メルボルンに住むステーシー・ザミットさんは今月初め、愛犬クロエ(アメリカン・スタッフォードシャー・テリア、生後9〜10週)とともに友人宅を訪れた。しかし、クロエはガレージで車のラジエーターに使用する不凍液を舐めてしまう。異変を感じたザミットさんは、直ちにクロエを獣医の元へ連れていった。

 不凍液に含まれるエチレングリコールは腎不全など腎臓系の病をもたらす。これは人間が服用した場合も同様で、処置を行なわなければ死に至る可能性が高い。また、エチレングリコールに対する解毒として通常エタノールを投与するが、不運なことにクロエが連れ込まれた動物病院ではエタノールの在庫が切れていた。

 そこで獣医は、代替品としてウオトカを点滴で投与する。点滴は2〜3日続けられ、クロエは見事に回復したという。

 本サイトが調べたところ、過去にも英国で同様の事例があり(外部リンク)、獣医は万が一の対処法としてウオトカを使用することを知っていたのかもしれない。

※イヌの名はメイルの記事を基にクロエ(Cloe)としたが、9ニュースではクレオ(Cleo)となっている。また獣医の名前など双方の記事で異なっているところが多い。


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