2012年2月20日月曜日

アイリッシュ・ウイスキーはジェイムソンのひとり勝ち(InsideIreland.ie)

Jameson Irishスコッチ・ウイスキーの世界的な人気により影が薄くなりがちなアイリッシュ・ウイスキーだが、「ジェイムソン」(写真)だけは別格のようだ。

Jameson Whisky sales up 37% in US(InsideIreland.ie)

同ブランドを保有するペルノリカールは16日、直近6ヶ月間の業績を発表した。
これによると、ジェイムソンの売上は米国で37パーセント上昇、他に独国、カナダ、オーストラリアの販売成績も好調だ。
ピエール・プリングエCEOは、「ジェイムソンは23期連続で売上を伸ばしている。しかも40の地域のほとんどが2桁の成長率を記録している。2011年に380万ケースの出荷を達成したが、本年中には大台の400万ケースに達することだろう」

他のヨーロッパ諸国と同様アイルランドも不況に喘いでおり、景気回復策もやはり他国と同じく輸出主導型の経済再構築を標榜している。
この点につきプリングエCEOは「アイルランドで最も成功した輸出品として、景気回復の一翼を担っていると思う」と自信を表す。

ペルノリカールが発表した業績に関するプレスリリースはこちら(PDF形式)。
これはジェイムソンではなくペルノリカール全体としての数字だが、アジア地域では15パーセント、ブラジルでは14パーセント、売上を伸ばしている。
新興国の高付加価値アルコール商品の消費が伸びていることは既に何度かお伝えしているが、米国、独国などの先進国に留まらず、新興国の動きにも注目する必要があるだろう。

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