2012年2月15日水曜日

英の偽ウオトカ事件、リバプール市議会が商品を名指しで注意喚起(WSJオリジナル記事)

先月31日のWSJで、偽ウオトカ(ウォッカ)を飲んで視力が低下した女子大生のニュースを伝えた。
行政側もこの状況に関心を寄せており、リバプール市議会アルコール・タバコ分科会は商品を名指しした上で注意を促す声明を、15日(現地時間)発表した。

今回、同分科会が注意を呼びかけたのは「レボリューション」とラベリングされた1リットルボトルのウオトカで、製造者欄は「アルディ」と表記されている。
分析の結果、やはり変造、あるいは工業用のアルコールが含有されており、またラベル表記された度数と異なるアルコール度数を示しているという。
英国内には「レボリューション」というバーチェーンや「アルディ」というスーパーマーケットが存在するが、どちらも本商品とは無関係であることが確認されている。

ティム・ムーア市議は「この問題は違法貿易だけを示すものではない。このウオトカを飲むことで健康が害される」とコメントした。
視力低下やその他の障害が報告されていることは前述のWSJ記事で伝えた通りだが、同分科会の声明によると英国外でも同様の商品による健康被害が報告されている模様。
現時点で、日本国内では同種の問題は伝えられていないが、あまり聞かないブランドのウオトカを見かけた場合には注意が必要だろう。

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