2013年2月21日木曜日

カザフスタンのウオトカ工場テロ計画、少年3人に有罪判決(ユーラシアネット他)

 カザフスタン・アクトベのウオトカ(ウォッカ)工場爆破というテロ計画を立てたとして、当地の裁判所は19日、少年3人にそれぞれ懲役3〜5年を科す判決を下した。ウオトカ工場の所有者であるGEOM(同国)は昨年4月、ラベルにアラビア語で「アラーの力で皆満ちる」とプリントしたウオトカをリリース。飲酒を戒律で禁止するイスラム教関係者から抗議を受け、謝罪、販売停止に追い込まれていた。

 判決を受けたのは、サラマット・アクへット被告(Salamat Akhet、17歳)、ナースルタン・テインズバイェブ被告(Nursultan Tenizbayev、18歳)、アースラン・ザカバイェブ被告(Arslan Zhakabayev、同)の3人。全員無罪を訴え、保護者も秘密警察による陰謀を主張していたが、裁判官は有罪と判断し、アクへット被告に懲役3年、テインズバイェブ、ザカバイェブ両被告に懲役5年を科した。

 カザフスタンは特定の宗教を国教とはしていないが、イスラム教徒が人口の7割を占める(ソース)。

Kazakhstan Reveals ‘Allah Vodka’ Terror Plot(ユーラシアネット) Kazakhstan Jails Three For Plan To Destroy 'Allah Vodka' Factory(ラジオフリーヨーロッパ/ラジオリバティ)


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